赤ちゃんや子供がかかる病気 アトピー性皮膚炎

 
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赤ちゃんや子供がかかる病気 アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは?

 

「アトピー性皮膚炎は、増悪・寛解を繰返す、掻痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因を持つ。」と日本皮膚科学会では定義されています 。

 

原因

 

アレルギー的要因

 

免疫機能が(体外から侵入してきた異物を排除し体を守る機能)が、通常反応しないようなものに過剰に反応することをアレルギーといいます。

 

・食べ物・・

 

乳幼児に多い。胃腸が未発達なために、十分に消化されないから。
ほとんどは、2〜3歳を過ぎると、次第に胃腸の機能が整い、陽性反応をしめさなくなります。

 

・吸入性・・

 

ほこり、ダニ、カビ、花粉、ペットの毛やふけなど
接触性・・うるし、装身具の金属、ラテックス、植物、化粧品など

 

非アレルギー的要因

 

アトピーの人の多くはドライスキンという肌質です。

 

ドライスキン・・

 

角質層の表面を覆おう(皮脂)が不十分であるうえに、水分を保持する(セラミド)などの角質細胞間脂質)が不足していることが主な原因です。
ドライスキンの状態では、皮膚の水分が逃げやすく、角質層のバリア機能も弱くなります。
その結果、異物が入り込んでアレルギーを起こしやすくなり、気温や衣服の接触など些細な刺激のも敏感に反応してしまう。

 

そのほか

 

まだ分かっていない部分が多く、
さまざまな要因がかさなりあっています。

 

診断基準

 

@かゆみがある。

 

A湿疹と症状の現れる部分に特徴がある

 

・湿疹は、左右対称に現れるのが特徴。
・年代によって現れる部位が異なります。

 

(乳児)
2〜3ヶ月ごろから主に顔や頬〜耳にかけて赤くなったり、小さい発疹ができ、じくじくします。
かゆみが強く、ママの体にこすりつけ、かゆがります。
食べ物やよだれなどでひどくなっていくひどくなると、胸や背中、手足にも広がります。
乳児湿疹がなかなか消えないとき、アトピー性皮膚炎に移行しているときがあります。

 

(幼児)
だんだん、乾いた湿疹になり、手足や足首などにもでき、全身がこなをふいたようにかさかさとなります。
首の周りや、ひざの裏側など、関節の内側にかゆみがあり、耳切れ(耳たぶの下に割れ目ができる)ができる。
冬になると、ひどくなることが多い。

 

原因・・食べ物が多い(卵と牛乳が多い)

 

(学童)
はかゆみの強い鳥肌様丘疹が目立つようになる。
肘の内側やおしり、ひざの裏などにかゆみの強いじくじくした湿疹ができ、だんだん皮膚が厚くなって、象の皮のようになる。

 

原因・・ダニ、ハウスダスト、カビ、動物の毛や花粉

 

(成人)
・顔や首、胸や背中などの部位が多い。症状の重い湿疹が多い。

 

診断基準

 

血液検査
・・

 

IgE抗体や、卵、大豆、牛乳などの特異的IgE抗体を測定

 

パッチテスト
・・

 

皮膚にアレルギーの原因となる物質を含んだシートを貼り付ける検査

 

食物除去
・・

 

2〜4週間、原因と思わる食物を除去することによってアレルギー症状が消失するかどうかを観察します。

 

標準的な治療

 

対症療法(症状をおさえる)が中心。

 

症状が軽いとき・・スキンケアだけ。
症状が重いとき・・スキンケア+ステロイド外用薬・抗アレルギ薬(かゆみがあるとき)などの薬物療法

 

スキンケア

 

スキンケアの中心は「入浴」と「保湿」です。
・石鹸は普通のものでもかまいませんが、しっかり流しましょう。
・入浴時間は短く、40度以下に。
・こすらず、やさしく洗う・・ごしごしこすると、角質を傷つけます。手で洗うのもいいでしょう。
・殺菌効果のある石鹸は避けましょう。
・すすぎは念入りにしましょう。特に、耳の後ろ、脇、股間など注意しましょう!
・入浴後にほてりを感じさせる沐浴剤・入浴剤は避けましょう。
・軽く、ふき取る・・皮膚は入浴後2〜3分で蒸発します。蒸発する前に軽くふきとりましょう。
・すぐに、保湿剤をぬりましょう。体を拭いたら、保湿剤を塗って水分を閉じ込めます。
保湿剤は1日1回、お風呂上りに。外用薬を使用している方は、どちらを先に塗ってもかまいません。

 

内服療法

 

薬物療法
(厚生労働省や日本皮膚科学会による治療ガイドラインがあり、それに従った治療)

・ステロイド外用薬
炎症の程度・炎症の部位(吸収率がちがう)・年齢「老人や子供は成人より1段階低い薬が使用される)など考慮して決められる。
《参考)吸収率》
前腕部・・1/頬・・13/首・・6/がいい陰部・・42/足の裏・・0.14/足首・・0.42/ 手のひら・・0.83/背中・・1.7/頭皮・・3.5

 

《正しいい使い方》
・症状に合った強さの薬を十分な期間にぬる
・症状がなくなったらスキンケアに(医師と相談して)
・1日2回塗布《痒い部分は3〜4回まで)

 

《誤った使い方》 ×
・実際の症状よりも弱い薬を塗る
・塗る回数や量が少ない
・すこし改善したらやめる

 

*誤った使用をすると、かえって効果が現れず、使用期間が長くなり副作用があらわれやすくなる。

 

 

アレルゲンをとりのぞく

 

(約7割の人がダニアレルギーがある。ダニ対策だけでも症状が改善することがある)

 

・畳の上にカーペットはとりのぞく
・布団を干し、その後掃除機をかけて布団の奥のダニを吸引する
・ダニは湿気を好むので、換気をまめに行い、植物は外に。
・ダニは高温(80度以上)に弱いので、肌着やシーツは乾燥機がいいです。
・防ダニ布団・畳にする。

 

タクロリスム軟膏も使用されるようになってきました

 

注意

 

☆1つの原因をのぞけばいいわけではない。

 

☆ウールやアンゴラなどのケアしの長い布地の服は避ける。できるだけ木綿がいいでしょう。

 

☆スキンケアをおろそかにしない(特に冬は室内が乾燥するため念入りに)

 

☆薬を正しく使用する

 

☆汗をかいたら、シャワーと保湿剤を!

 

☆爪は短くきりましょう

 

☆口の周りについたたべものやよだれはこまめに拭きましょう。

 

☆食べ物にアレルギーがある場合、アレルゲンとなる食事を除去した食事になりますが、この場合は医師の指示に従ってすすめましょう。

 

☆新しい肌着は使用前に水洗いしましょう。

 

☆信頼できる皮膚科の専門医に受診し、根気よく治療する。途中でやめないこと。

 

《低刺激性石鹸》

 

トコフェロール(ビタミンE)・・抗酸化作用があり、過酸化脂質の生成を抑制し、皮膚の老化防止が期待される。
セタノール・・固形アルコールの混合物で親水性が強く、保湿効果がある

 

トリエタノールアミン・・界面活性作用があり、皮膚洗浄剤、乳化剤の成分や溶剤などに使用される  

 

N-アシル-L-グルタミン酸ナトリウム・・アミノ酸系洗浄成分。

 

アラントイン・・皮膚保護作用がある。

 

グリチルリチン酸塩・・カンゾウの成分の一種でステロイド類似の炎症作用がある

 

ベータグリチルレチン酸・・カンゾウの成分の一種、ステロイド類似の炎症作用がある

 

ポリエチレングリコール4000・・酸化エチレンと水との重合物でパラフィン様の水溶性物質。軟膏基剤などに使われる。

 

グリセリン・・軟膏や塗布薬の基剤、座剤や浣腸薬などに用いられる。

 

キュレル薬用ローション がおすすめです。

 

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