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おっぱいの補足にカップ授乳
小さい赤ちゃん、直接授乳が確立する過程で生理的体重減少が著しくてどうしても搾乳やミルクを補足しなくてはいけない時があります。
そういった時に、哺乳瓶を使用し、慣れてしまうと、おっぱいをくわさせようとした時に乳頭混乱をおこし嫌がる赤ちゃんがいます。
そうならないために、哺乳瓶ではなくカップやスプーンで与える方法もあります。
慣れると、意外と簡単にできます。
ただし、まずはおっぱいを試みてそのあとに行いましょう。
*早産で生まれた赤ちゃんは、すぐ疲れてしまうので最初からカップ授乳を試みることも多いでしょう。
カップ授乳の適応
まずは、直接授乳が第一です。
授乳のポジションニングやラッチオン(抱き方、くわえさせ方)がしっかりできていないために有効的におっぱいが飲めていないこともあります。
スタッフに確認してもらい、それでも必要と判断をしてもらった場合行っていきましょう。
・赤ちゃんに脱水症状がある。生理的体重減少が8%をこえて、かつ、おっぱいの分泌が遅れている場合。
・生後5日目になってもまだ、胎便が出ている。出生後、便の排出が少ない。
・黄疸が強く、補足が必要な場合。
・低体重出生児で、医学的に補足が必要と判断された場合。
・生後5日すぎてもママのおっぱいの産生分泌が遅れている。
・乳頭の痛みが強く、直接授乳ができない場合 など。
カップ授乳の利点
・赤ちゃんの口に栄養チューブなど挿入するなどしなくてもいい。
・赤ちゃんが舌を使って、味覚を覚えることができる。
・赤ちゃんの消化を促す。
・赤ちゃんが飲む量やペースを調整できる。
・哺乳瓶より清潔を保ちやすい。消毒する必要はありません。温かい石鹸水で洗い流しましょう。 ・
カップ授乳のデメリット
・赤ちゃんが、こぼしてしまうことがある。
・慣れるまでは、むせてしまうことがある。
・正期産で生まれた赤ちゃんは、定期的に直接授乳をしないと、カップ授乳のほうを好むようになる可能性がある(これは哺乳瓶も同様) ・
カップ授乳の方法
1、まず、膝の上で赤ちゃんの身体を起こして座らせます。
2、赤ちゃんの首と頭を支えましょう。(縦抱きで、ぐらぐらしないように)
3、赤ちゃんの腕が出てこないように布で赤ちゃんを包むといいでしょう。
4、乳汁の入ったカップ(カップの半分以上いれておく)を赤ちゃんの唇にそえます。
カップは、薬用でも代用できます♪
5、カップを赤ちゃんの下唇に軽くのせ、カップの淵を上唇の外側に触れるようにします。
6、乳汁が赤ちゃんの唇にとどくように、カップを傾けます。2〜3滴流します。。
7、赤ちゃんは、口を動かします。カップはその位置で静止し赤ちゃんのペースに任せます。
早産児は・・舌を使って乳汁を飲み始めます。
正期産児は・・乳汁を吸啜し、幾分かこぼします。
赤ちゃんの口に注ぐと危険です。あくまでも、添えるだけにしましょう。
お腹がいっぱいになると口を閉ざします。赤ちゃんが十分な量を飲んでいなければ、次回量を増やしてみましょう。もしくは回数を増やしましょう。
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