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離乳食が始まる前に果汁や湯冷まし(白湯)は必要ないですよ
以前は、離乳食を始める前に・・
スプーンに慣れること、おっぱいやミルク以外の味に慣れることが目的で
湯冷ましや果汁を飲ませるように指導してきました。
その名残で、おばあちゃん世代の方たちの中には、
お風呂上がりに湯冷まし(白湯)を・・2ヶ月入ったら果汁を・・
とすすめてくる方が多いのではないでしょうか?
が、結論を言えば、お風呂上がりに湯冷まし(白湯)は全く必要ありません。
日本では、2007年に厚生労働省「授乳・離乳支援ガイド」に変更され内容が変わり、
現在は離乳食をはじめる5〜6ヶ月までは母乳やミルクのみで十分とされています。
以前は、3〜4ヶ月頃の保護者の記録項目に『薄めた果汁やスープを飲ませていますか?』という質問 があったのが現在はありません。
改定前だったのでみみりん第5子の母子手帳までしっかり載っています。
日本よりも早く、2001年にはアメリカ小児科学会で『6ヶ月前の乳児に果汁を与えるべきではない』という勧告をだしています。
昔のミルクと今のミルクは違います
一昔前のミルクは、タンパク質やミネラルが多かっために赤ちゃんには濃すぎるとされ、水分を補う目的で湯冷ましが必要とされていました。
それが大人の考えで、お風呂上がりにのどがかわくだろうから!ということでお風呂上がりに湯冷ましとなりました。
今は、全く必要ありません。
しかも、お風呂上がりに飲ませる必要があるほど赤ちゃんは長湯すべきではありませんから・・
また、鉄やビタミンCが不足していたためにそれを補う目的で果汁が必要とされていました。
ただし、現在のミルクには昔と違いタンパク質やミネラルの濃度は母乳に近くなっておりビタミンCも十分添加されているため果汁をあえて与える必要はなくなっています。
もちろん、母乳中には水分は充分含まれ、鉄の吸収率もミルクの10倍以上あるとされているためもともと 必要ありませんでした。
でも、ミルク育児の子と同様に理由はなくとも、果汁や湯冷ましを飲ませましょう!となったんですね。
果汁の糖分が高すぎる!!
果汁の糖分はおっぱいやミルクに比べてかなり高くなっています。
未熟な赤ちゃんの体にはかなり負担になります。
まだ未熟な赤ちゃんの腸が糖分を吸収しきれないんですよね。
その結果、発酵して、ガスがたまりお腹が張り機嫌も悪くなります。
授乳量が減り、その弊害がいろいろでてきます
・果汁や湯冷ましを飲んだ分、授乳量が減ります。
→おっぱいやミルクから摂取すべき栄養 (タンパク質・脂質・ビタミン類や鉄・カルシウム・亜鉛などのミネラル類)の摂取量低下が危惧されます。
また、乳児期以降における果汁の過剰摂取傾向と低栄養や発育障害との関連が報告されており、果汁の栄養学的な意義は認められていません。
・そこまではいかずとも、飲んでくれるおっぱいの量が減り
→生成されるおっぱいの量が減り今までの努力後水の泡に・・
または、
→しっかりおっぱいを飲んでくれないためにおっぱいにもトラブルが起きる ともなりかねません。
色々な味に慣れさせる〜間違った考え方
母乳の子は、毎日ママの摂取する食べ物によって違った味の母乳を飲んでいますので必要ありません。
また、ミルク授乳の子にとっても、離乳食前にいろいろな食材を摂取することはアレルギーの悪化の原因にもなりますので必要ありません。
以上のことから、湯上りなどに、果汁や湯冷まし(白湯)は飲ませる必要はありません。
離乳食が始まるまでは、おっぱいやミルク以外のものを与える必要がありません。