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動悸・息切れ
妊娠中の血液循環
妊娠中は胎盤へ血液を送るために妊娠前よりも血液量が増えます。
約1.3〜1.5倍!!といわれています。
それにより心臓の負担が大きくなり、ちょっとした運動でもすぐにドキドキ・バクバクと動悸を感じるようになります。
また、妊娠経過とともに体重が増えることも、同じ運動しても酸素がより必要とされるようになるというのも原因の1つです。
一方、肺も
肺は妊娠が進行すると大きくなった子宮によって圧迫を受けて変形します。
さらに、体重の増加によって酸素消費量が増加して、ちょっとした運動でもすぐに息切れしやすくなります。
以上のことより・・
つまり、動悸・息切れは、大変ですが妊娠に伴う生理現象です。
あまり心配されないでいいと思います。
ただし、妊娠中、全然動けない・苦しさを感じるようであれば早めに受診しましょう。
また、以前心電図の異常を指摘されたことのあるかたは受診しましょう。
心電図・エコーなどの検査など行い生理的なものかを区別する必要があります。。
予防方法は?
上記のように生理現象ですのでとくに予防法はこれといってありません。
ただし、急激に動作を行うとひどく感じますので、ゆっくり立ち上がったり無理なく動くように心がけましょう。
また、仰向けに寝たままになっていると苦しく感じる仰臥位低血圧症候群 にもなりやすいので注意しましょう。