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入院中のおっぱいと退院後
はじめに
ここでは入院中の一般的なおっぱいの状態を書いてみます。
もちろん個人差ありますので、その点はご了承ください。
また、10年くらい前は次の日から授乳が一般的でしたが、最近は出産当日、それも産後すぐから授乳を勧める施設も増えてきました。
理由は、おっぱいのでるしくみを知りましょう を見ていただくとわかります。
乳腺の細胞に働き母乳を作るプロラクチンというホルモンを出し続けるために早期から頻回におっぱいを飲ませていただきたいと思います。
また、以前行っていたおっぱい自体のマッサージは行わなくなってきています。
乳頭マッサージも必要ないとされていますが、個人的な意見としてむくみをとったりマッサージによって軟化することも多いので必要だと思います。
くれぐれも、個人差があるので参考程度にしてくださいね。
出産当日
授乳開始!
出産後、すぐにおっぱいが出ると思われている方が多いですが最初からたくさん出る方はいません。
出ないからと言って心配する必要はありません。心配ありません。
すわせることでおっぱいをつくり出す働きがたかまりますので、この時期はどんどんすわせましょう!
産後2時間ぐらいははまだ座っての授乳は無理なので添い乳での授乳が メインとなります。
助産師が最初は補助してくれますのでお疲れですが少しでも吸わせてみましょう。
赤ちゃんは出産後〜2時間は起きてることが多いですね。そのうちに授乳をできるといいと思います。
中には、赤ちゃんに吸う気力がない場合もあります。赤ちゃんの状況を見ながら進めていきましょう。
その時期を過ぎると、赤ちゃんは深い眠りに入ることが多いので目がランランなうちに吸わせ
寝ている時期にママも一緒に休むことができるといいですね。
いったん起きだすと、しばらくはぐっすりしてくれないことも多いので・・・
そのためにも、この時期の面会は控えめにしていただけるといいと思います。
赤ちゃんも初めてのこと、うまくできなくて当然です。
経産婦さんでママは慣れていても、生まれてきた赤ちゃんにとっては初めての授乳。
うまくいかなくても当然です。
焦らなくても大丈夫ですよ。
1日目
ママも赤ちゃんの抱き方・おむつの替え方まだなれずぎこちないです。でもこれから・・
おっぱいはまだ、ふにゃふにゃしています。乳頭を圧迫すると、2〜3本かろうじてぷちっと出るくらい、出ない人もいます。
とにかく、赤ちゃんにくわえさせることに慣れましょう 。
◎乳頭のとのタイミングがなかなかうまくいかないことも・・・
赤ちゃんをひきよせてあげましょう。 乳頭の圧迫軟化はしっかりとしましょうね!!
2日目
おっぱいは、すこーし熱をもってきましたがはっていません。前日よりは乳頭を圧迫すると、おっぱいがにじむ人もいます。早くから吸わせていた人ほど早いですね。
あと1日がんばりましょう。とにかくよく泣くことが多いかもしれません。おむつ、暑すぎてないか確認してあげましょう。
抱っこしてほしいのかもしれません。
おっぱいもたくさん吸わせてあげましょう。
頻回に授乳することで、乳首が痛い人もいるかもしれません。吸わせ方が浅いと痛くなります。 しっかり深くくわえさせましょう。
乳頭が切れたとき;切れていたい時、乳首が痛いときの対処方法
赤ちゃんは3日分の水筒とお弁当箱を持って生まれてきます♪
くじけそうになるときでもあります。
体調に合わせて、疲れたときは少しだけでも預かってもらうといいかもしれませんね。
今日はとにかく、口に入れて吸ってもらいましょう。 同室なら、泣いたらとにかくあげましょう。
乳頭の圧迫軟化はしっかりとしましょうね!!
3日目
そろそろおっぱいが、張ってきました。早い人ではパンパンになってきます。
赤ちゃんも昨日よりは上手にすえるようになってきます。
そろそろ、赤ちゃんのお弁当と水筒が切れたころ。おっぱいがタイミングよくではじめるんです。
赤ちゃんの体重も、まだ減り続けます。
でも、おしっこが2〜3回出ており、体重減少が著しくへってなければ大丈夫。(大体10%ぐらいまでを目安に考える産院が多いでしょう)
乳頭の圧迫軟化はしっかりとしましょうね!!
早い人では、張って乳輪がむくみがち!赤ちゃんは、乳輪がむくんでいると、吸いにくいし、また、先っぽだけ吸って傷をつくるのもこの頃です。
必ず乳頭をつぶして、むくみを取り、しっかり深くくわえさせましょう。 とにかく泣いたらおっぱいで。
昨日まで上手にやれていたのにうまくいかないケースも多いです。うまくいかないときは、助産師に介助してもらいましょう。
4日目
昨日まで張らなかったおっぱいも今日急に張って痛くなってくる人も多いです。乳輪もぱんぱんにむくんでいます。(うっ血した状態です)
◎赤ちゃんは、乳輪がむくんでいると、吸いにくいし、また、先っぽだけ吸って傷をつくるのもこの頃です。必ず乳頭をつぶして、むくみを取り、しっかり深くくわえさせましょう。
◎あまり痛い人は冷やして様子をみましょう。 助産師に相談しましょう。マッサージをしてくれる場合と、そのまま様子を見て良いか指導してくれます。
少しずつ、満足して寝てくれる時間が出てきます。
赤ちゃんの体重もこのあたりで下げ止まりになることが多いでしょう。
5日目
昨日よりおっぱいがおちついてきたのではないでしょうか。
◎乳頭の圧迫はしっかりしてからすわせてみましょう。この頃から授乳量も増えてくると、思います(30〜50cc飲める子も・・)
◎おっぱいがのこっている・うまくすえないようなら搾乳してみましょう。とにかくおっぱいをないたらあげてみましょう。
ここまできたらこれからも大体同じです。ただ、まだうまく吸い付かない子もいます。100日ぐらいまでとにかくあきらめずにがんばってみましょう。
退院してから・・
昨日まで上手にあげれたのに・・という人も多いのでは。お母さんの緊張が赤ちゃんに伝わって赤ちゃんが泣くこともあります。
・特に、母児異室だった方は、何でこんなに泣くの?と泣きたい気持ちになるかと思います。図太いと思っていた私も初めの子のときはそうでした。(母に、赤ちゃんは泣くことでしか意思表示できないんだから、泣いて当たり前と、言われちょっと落ち着きました。)
そこで私なりにやり方を考えました。
◎赤ちゃんが泣くとあせるので・・泣きそうな時間になったら、乳頭を圧迫したり、搾乳して準備万端にしておく。
◎途中必ず片方だけのんで寝てしまうので、寝たらおむつをかえてみました。(もちろん、授乳前には替えません。なぜなら必ずといっていいほど飲んでる途中でうんちをし、またかえないといけない。おむつがもったいない・・)そうすると、生まれ変わったようにまたおっぱいをのんでくれました。
と、やっているうちに上手におっぱいを飲んでくれるようになり、日増しに楽になっていきました。
軌道に乗るまでは、乳頭のマッサージを続けることをおすすめします。
◎また、退院するまで混合だった人も「どれくらいミルクを足せばいいの?」と、よくきかれますが退院時を目安にしましょう。
決してそれ以上はあげないでください。
時間がそれで、3時間以上空くようなら、おっぱいが順調に増えてきてるので、足す量も減らしてみましょう。
若し、1時間で泣くようならその間はとにかくおっぱいをすわせましょう。
特に母児異室だった方は最初は戸惑うかもしれませんが、泣いたらおっぱいをあげることで足りる場合が多いです。
おっぱい自体も張らなくても、でるおっぱいになってきます。張らなくても心配しなくて大丈夫!自信を持ってがんばりましょうね!
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