誘発分娩・促進剤について

 
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誘発分娩・促進剤について

 

陣痛がくる前に計画的に促進剤を使ってお産にもっていくことを誘発分娩または計画分娩といいます。それに対して微弱陣痛などでお産を強めることを陣痛促進といっています。

 

促進剤と聞くと、敬遠される方が多いと、おもいます。

 

私個人の意見としては、使い方が間違っていなければ、決してよくないものではないと、思います。分娩監視装置、触診などで過強陣痛や胎児仮死がないか確認しながらお薬を使用していきますので・・

 

例えば、微弱陣痛でなかなか生まれてこない、という時には少し使用して後押しすることでで、陣痛が有効的にきて、無事生まれる・・と、いうことは少なくないです。ほかには、破水して時間がたっている場合(24時間以上)、多胎分娩にも使うことが多いです。
また、予定日が過ぎるとどうしても胎盤機能も低下してきたり、羊水が減ったり、赤ちゃんの予備能力が低下したりします。その状況によっても

 

先生から「そろそろ・・・」と、言葉をかけられることがあります。

 

そういう時もしっかり先生に胎盤・赤ちゃんの状態をしっかり聞いて納得したうえできめましょう。

 

ここだけの話、長い休みの前になると、先生の都合で誘発分娩となるケースもあります。特にお産の多い病院では・・・

 

計画分娩について

 

ご主人のお仕事の都合や、上の子の行事、お世話する方の都合などで、日時を設定してお産を計画することが多いですね。

 

ただし、どんなに生みたいと思っていても、子宮口の状態によっては促進剤を使えない状況であれば、計画することが出来ません。ビショップスコア9点はほしいと思います。

 

また、促進剤を使用したからといってその日に生まれるとは限りません。そのことは先生にしっかり確認しておきましょう。

 

促進剤を使った方が痛いのでは?

 

これはよく、聞かれるのですが、

 

促進剤を使うと、陣痛と陣痛の間の時間(間欠)が急速に短くなるのでそう思えますが、

 

トータル的に見るとその分早くうまれるので濃縮された痛みと、思ってください。

 

但し、時期が早く子宮が準備されていなければその分有効的に開かずつらいかもしれません。

 

陣痛促進剤の種類

 

錠剤

 

子宮口があまり開いていない人や初産婦さんによく使われます。また、ちょっとお手伝いすればすぐにお産になりそうな方(予定日を過ぎて子宮口がよく熟化している方・破水している場合など)に使われます。

 

1時間おきに1錠づつ6回ぐらい内服します。効き目は1番マイルドで自然の陣痛のように徐々に痛みがついてきます。大体3〜4錠ぐらい内服したところでおなかの張りや軽い生理痛様の痛みが来ることが多いように思えます。マイルドな分、その日に生まれないことも多いです。

 

もちろん、陣痛が有効的になれば内服はその時点で中止になります。また、いったん飲んでしまうと体から排出することが不可能なので、内服前にはしっかり陣痛の強さは確認していきます。

 

点滴

 

一般的に促進剤といわれると点滴が多いです。微弱陣痛のときに少し使う方もいます。

 

留置針という、プラスチックの長めの針をさし、最初は数滴ずつ(0.3ミリぐらい)その後は、赤ちゃんの心音や、陣痛をチェックしながら、20〜30分毎に増量していきます。しっかり管理していれば過強陣痛などおこることはありません。 もちろん、有効的な陣痛になれば増量せず様子を見ます。

 

点滴を開始して早い人では30分ぐらいから反応してくる方もいます。効き目はやはり時期・子宮口の熟化によって個人差があり1日点滴しても痛みがついてこない方もみえます。逆にほんの数摘で反応する方もみえます。

 

メトロ

 

これは病院によって使うところ、使わないところがあります。

 

子宮口に風船のようなものを入れて人工的に子宮口を開きます。点滴と一緒に使うことが多いです。
大体子宮口が5センチぐらい開いてくるとポロンとはずれてきます。(風船の中に入れる生理食塩水または滅菌水の量によってちがいます)体位を制限される場合も多いです。

 

陣痛促進剤のスケジュールパターン

 

錠剤 +人工破膜

 

錠剤を1時間おきに内服していきます。陣痛が強くならない場合に、人工破膜(卵膜をコッヘルというはさみの先のようなもので穴を開けます・・痛みは伴いません)をすると、陣痛が強くなってくる場合があり、そのままお産になることも多いです。陣痛がまだ弱い場合は錠剤を最高6錠まで内服します。

 

大体3〜4錠で痛みを少し感じるかたが多いように思えます。

 

子宮口が3センチぐらい開いている場合や経産婦さんはこのスケジュールで生まれることが多いですね。

 

朝から開始して夕方までにお産になることが多いです。

 

逆に、6錠内服しても陣痛がついてこない場合もあります。そういう場合、点滴で後押しします。

 

メトロ+人工破膜

 

メトロをいれ、同時に促進剤の点滴で陣痛をつけていきます。5センチぐらいでメトロは抜けますが、抜けた後子宮内圧の関係で若干陣痛がよわまりますが点滴で有効的になるまで陣痛をつけていきます。

 

朝から開始して夕方までにお産になることが多いです。初産婦さんの場合、もっとかかります。これで陣痛がつかなければ翌日、陣痛促進剤の点滴を開始することが多いでしょう。

 

点滴

 

ある程度、子宮口がいい状態の場合、点滴を開始していきます。早い人では30分ぐらいで、おなかの張りが頻回になってきます。痛みも最初からつらいものではないので、痛みがないときはリラックスしましょう。

 

気がついたときには痛みの間隔(間歇)が5分以内にくることも多いです。

 

陣痛促進剤をつかう時、パパは・・

 

これもよく聞かれるのですが、立ち会うパパはいつきたらいいですか?と。

 

陣痛がない場合からのスタートであれば、まず陣痛がくるかこないか確認してからでも遅くないでしょう。特に錠剤の場合、初産婦さんは時間がかかります。昼過ぎからでも・・・

 

逆に、経産婦さんは急に進みだすこともありますので痛みがき出したときにはすぐにこれる場所にいてほしいですね。

 

ただし、不安が強い方は最初から立ち会ってもらいましょう。

 

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