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麻疹(はしか)・風疹混合・・MRワクチン
麻疹(はしか)・風疹混合・・MRワクチンとは?
2006年に予防接種法が改正され、麻疹と風疹の予防接種の方法が変更になりました。
それぞれ1回ずつ接種だったのが、2回ずつ接種に変りました。
(1回では大人になるまでの抗体保有率が著しく低くなるため)
麻疹(はしか)・風疹(3日ばしか)とは?
麻疹とは?
感染力の高い麻疹ウィルスが原因です。合併症(肺炎・中耳炎・脳炎)もおこしやすい病気です。
かかった場合、特効薬がないので、早めに予防接種することが望ましいです。
生後8ヵ月ごろまでは妊娠中のママからもらった免疫が有効ですが、それを過ぎると免疫も切れてしまいますので1歳過ぎたら早めに接種しましょう。
風疹(3日ばしか)とは?
風疹ウイルスが原因の病気で、春に多いです。
3日くらいで治るので、「三日ばしか」とも呼ばれます。
子供にとっては、軽い病気で、熱も微熱程度で、発疹も目立たず、かかっていることに気づかずに終わってしまうこともあります。
ただ、 小学校高学年以上で感染すると症状が重くなります。
妊娠中にかかると子供に先天性風疹症候群(心臓病、白内障、聴力障害)にかかる可能性がありますので、妊娠前に予防接種するのが望ましいです。
子供のうちに接種しておきましょう。
ワクチンの種類
生ワクチン(次の予防接種まで27日以上あけましょう)
接種可能時期
・・1歳〜(必要に応じて1歳前の接種)
1期は1年間しかないので、1歳過ぎたら早めに接種しましょう。
接種間隔・回数
新制度では、麻疹・風疹ワクチンを、合計2回接種することになります。費用は無料です。
1回目の接種時期
: 生後12ヶ月〜24ヶ月未満(1歳〜2歳未満)の間
新制度に従って、1回目のワクチンを接種します。
混合ワクチンを受けるか、または麻疹・風疹の単抗原ワクチンを受けるか選ぶことができます。
2回目の接種時期
:5歳〜7歳未満で、小学校入学前の4月1日〜3月31日までの間保育園/幼稚園の年長さんになったら、2回目を接種します。
混合ワクチンを受けるか、または麻疹・風疹の単抗原ワクチンを受けるか選ぶことができます。
副反応
麻疹ワクチンは、接種後7〜10日ごろに、約20%の人に軽いはしかに似た発熱や発疹などの症状があらわれます。普通は1〜3日でよくなります。
また、まれに熱性けいれんが起こったり、本当にきわめてまれですが、脳炎が起こる場合もあります。
卵アレルギーがある人は、先生と相談しながら接種しましょう。
風疹ワクチンは、軽い発熱、発疹、リンパ節のはれなどが、接種を受けた人100人中4人以下に見られることがあります。
これらの症状は1〜2日で自然に治ります。