切迫流産とは？流産の分類、診断は？について説明します

みみりん助産師の 妊娠出産おっぱい育児入門

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流産の分類

	●切迫流産	●進行流産	●完全流産	●不全流産	●稽留(けいりゅう)流産
病態	妊娠22週未満の時期にが出現し 「流産になりかけている」状態。	もはや流産（妊娠の中絶）が避けられない状態まで進行し、妊娠の継続は不可能な状態。	子宮内の胎芽または胎児･胎嚢が完全に排出された状態。	子宮内の胎児･胎嚢の一部は排出されたが, まだ一部は子宮内に残っている状態。	子宮内で胎児または胎芽がすでに死亡しているが、子宮内に留まっている状態をいいます。
子宮口の状態	子宮口閉鎖	子宮頸管開大	排出後、 子宮口閉鎖	子宮頸管開大	子宮頸管未開大
症状	・少量の性器出血 ・軽度の下腹部痛、張り、腰痛	・多量の性器出血 ・陣痛のような強い下腹痛	・排出後、痛みや性器出血が軽減または消失	・性器出血・下腹部痛が持続	・性器出血、下腹痛等の流産症状がないことが多い。
超音波では？	・胎児（胎芽）、心拍動が見える	・胎児（胎芽）が見えない。 見えても、心拍動が見えない	・胎児（胎芽）が見えない。胎嚢が消失	・胎児（胎芽）が見えない。 見えても、心拍動が見えない	・枯死卵を認める
妊娠の継続は？	可能	不可能
治療、処置	安静が第一ですがや子宮収縮が強く痛みを伴う場合は対症的に子宮収縮抑制薬を、 出血がある場合は止血剤使うこともあります。	・子宮内容除去術	・不要	・子宮内容除去術	・子宮内容除去術

切迫流産とは流産の状態を表現したものではありません。
妊娠初期の子宮からの出血を主徴とした症状に対する名称です。

自然流産の多くは不全流産となります。

●反復流産

流産を２回以上連続して経験すること.

●習慣流産

流産を３回以上連続して経験すること.

頸膣エコー検査にて、妊娠7週になっても心拍が見えない、一度見えた心拍動が消失した場合に流産と診断されます。
そのほか、ＨＣＧなどと合わせて診断されます。

完全流産以外は処置をすることがほとんどです。

排卵日が、自分の予想に反して遅い場合、胎嚢が見える時期がずれてきます。
大きさが小さいからといって、1回で断定できるものではありません。
次回の健診で、しっかり大きくなっている方をよくお見かけします。

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